« APFS,外国人のための無料健康診断 | トップページ | 多文化学校 »

連続講座「『非正規化』社会ニッポンを生きる」          〜 多文化学校開校 〜

 いま、日本列島のいたるところに、生きることを「非正規」な状態に置かれている人たちがいます。「非正規」な人びと――それは、たとえば、フリーター、ホームレス、日雇い派遣、パートタイマー、ネットカフェ難民、オーバーステイの外国人・・・・などです。おなじ社会の一員として、これを当事者だけの問題だと見過ごすわけにはいきません。また、単純に、正規がプラスで非正規がマイナスともいえません。非正規者に力あり、です。なぜなら、非正規と呼ばれる状況を変えていくのは、なにより、非正規状態を強いられている人たちだからです。日本社会を「非正規」というキーワードで照射したとき、その構造はどのように見えてくるのか。多文化学校連続講座「『非正規化』社会ニッポンを生きる」は、当事者⇔活動家⇔専門家⇔参加者が、さまざまな現場をアクティヴに追究します。ご参加ください。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

第1回 『破壊される雇用形態―派遣・請負の歴史と労働現場の声』
講師=安部誠さん(全国コミュニティーユニオン連合会事務局長)
ディレクター=西中誠一郎(ジャーナリスト)
 1985年に「労働者派遣業法」が制定され、90年代後半から若年労働者の不安定雇用と低賃金化が著しく進み、管理職の正社員に対しても「ホワイトカラーエグゼンプション(『過労死促進法』)」の国会上程が目論まれるなど、安定した労働条件や雇用形態が次々に破壊されてきた。人材派遣や偽装請負の背景と現状、労働組合の課題などを探る。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

日 時:10月5日(金)19時〜21時30分(18時30分開場)
会 場:大久保地域センター 3階和室
資料代:500円
主 催:多文化学校運営委員会

お問い合わせ:多文化学校事務局
       東京都新宿区大久保2-10-2-1F あらばき恊働印刷内
       TEL 03-3205-7871 FAX 03-3205-7889

========================================
   連続講座「『非正規化』社会ニッポンを生きる」第2回以降の予定
========================================

第2回(07年11月) 『シングルマザーが照射する日本社会』
講師=湯澤直美さん(立教大学コミュニティ福祉学部教員)
ディレクター=江原幸壱(建築士・共住懇)  
 なぜ、家族形態が違うことによって、生活の格差がこんなにも深刻になるのだろうか。なぜ、個人の努力を超えたところにある暮らしの困難に対し、国は一層の自助努力を要求するのだろうか。日本におけるシングルマザーをめぐる社会政策の変容に焦点をあて、「家族と福祉のいま―これから」を考えていきたい。
日時=11月29日(木)19時~21時30分(18時30分開場)
会場=大久保地域センター 3階和室  

第3回(08年1月) 『『パート』―多様な働きかたの一つとして』
講師未定
ディレクター=新部聖子/青池憲司(映画監督)
 多様な働きかたの望ましい一つであるはずの「パートタイム労働」は、会社がかれらを「正社員でない者」とすることで、低賃金で簡単に雇用解雇できる存在と化している。パート労働が拡大していくなかで、仕事の不安定化や労働条件の悪化、全体の約70%を占める女性パートの問題など、軽視されがちな分野から「働くかたち」を考えたい。

第4回(08年3月) 『移住労働者の現実を直視する―国境を越える労働者―』
 講師未定
 ディレクター=山口智之(APFS)
 いま、日本経済に移住労働者(外国人労働者)の労働力は必要不可欠である。しかし言葉や文化の違い、在留資格による就職の制約等、移住労働者の多くは困難に直面している。また、労働者の盾となる労働法も、現実には彼/彼女を十分に守っていない。当事者からの報告も聞きながら移住労働者の置かれた状況を直視してみたい。

第5回(08年5月) 『非正規滞在者から学ぶ日本社会』
 講師未定
 ディレクター=鈴木江理子(立教大学兼任講師)
 日本社会において「不法」滞在者の存在が問題視されて20年近くが経過している。果たして、正規の在留資格をもたない非正規滞在者たちは、どのような仕事を担ってきたのであろうか。彼/彼女らの具体的な就労実態を知ることで、便利で快適な生活を求める日本社会のあり方について検討してみたい。

第6回(08年7月) 「『ホームレス状態』化する社会と私たち」
 講師未定
 ディレクター=後藤浩二(スープの会)
 「おにぎりが食べたい」。ごく普通の住宅地の自宅でひとり、ミイラ化した遺体として発見された男性の最後の言葉は誰に届くこともなく日記帳に残されていた。孤独のうちに一つの命をかき消してしまうほどの世間の狭間。そして「ホームレス」と呼ばれ社会的な孤立を示す「状態」が私たちの「地域社会」に生じている。それを越える「コミュニティ 力」の可能性を追究する。


 【多文化学校について】
 多文化学校は、「現場」と「生活」を繋ぐ学校(学習会)をめざします。「現場」は現在の日本社会で「さまざまな問題に直面し、たたかっている当事者とその支援者の活動の場」です。「生活」はいうまでもなく、わたしたちの「暮しであり日常」です。日本列島に堆積するさまざまな課題を衆知を集めて話し合い、参加者個々人が依拠する場から運動を共有していく——そんな実践的で実用的な学校(学習会)でありたいと考えます。わたしたちの社会を変えていくために、座って学ぶ・学んだら立つ・立ったらうごく!

*多文化学校の企画運営は運営委員会が行ないます。第1期の運営委員は下記10人です。 
青池憲司(映画監督/多文化学校校長) 江原幸壱(建築士・共住懇)
後藤浩二(スープの会) 鈴木江理子(立教大学兼任講師)
関根美子(あらばき恊働印刷) 西中誠一郎(ジャーナリスト)
山口智之(APFS) 山本重幸(共住懇) 久場暢子 新部聖子 

|

« APFS,外国人のための無料健康診断 | トップページ | 多文化学校 »

イベント・講座・相談会など」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/30704/8031288

この記事へのトラックバック一覧です: 連続講座「『非正規化』社会ニッポンを生きる」          〜 多文化学校開校 〜:

« APFS,外国人のための無料健康診断 | トップページ | 多文化学校 »